(今日のコトバ)
冷たい手と冷たい手でも、
握っていれば、やがて温かくなる。
無視する。相手にしない。絶交する。
まったくお互いの気持ちが交差するところが
無くなってしまうと人と人の関係は修復できない。
ほんとうにどこにもつながる部分がなく、
課題を解決する糸口もみえず、
心も拒絶しかありえないなら、
しかたない。ただ、人と人との関係で
完全にシャットアウトしてしまう関係は、
悪の道にひきずりこまれる意外は
あまりないと思う。少なくても一度は、
いい関係があったからこそ付き合いがあるはずだ。
だとしたら、冷たくなった心と心でも、
もっと近づいて話し合うべきではないだろうか。
誤解、曲解は意思の疎通が足りないことからはじまる。
まず、もう一度、出会った頃のようにまではいかなくても、
フラットな気持ちで会話をしてみよう。
もし、誤解が氷解できたら、絆はもっと強くなる。
また、冷たくなった心が再び温かくなる。
人は、冷たい関係の中で生きてはいけない。
インドも被害国であるが、大地震の起こったパキスタンに
救済活動や被災者支援を行う用意を明らかにした。
パキスタン大統領はこの声明に対し謝意をあらわした。
大地震という不幸な出来事ではあるが、対立する二つの国が
手と手を結んで助け合う。救援、支援と同時に、ここに
温かい関係ができれば、新しい絆が生まれるはずだ。