(今日のコトバ)
保身というやつは、いつの間にか身につく。
利権をもつ位になると、人は利権を守るために生きていく。
既得権益ともよばれるが、利益を確保できる立場になると、
それまでの純粋な向上心や目標達成への意欲とは異なる、
保身という項目を生きるための時間割に組み込んでしまう。
それが、意識的にやっている人もいるだろうが、たいがいは、
知らず知らずのうちに身についてしまい、突然、自分の行動や
仲間からの批判などで気づく場合も多い。
顔つきが悪くなることで、他人の目にも明らかになってしまうことがある。
一度手に入れた地位を拒否したり、おいしい思いができる肩書きを
捨てることなんてできない。
否、捨てないために高い目標を掲げ追求するのは悪いことではない。
ただ、地位確保のために後から来る人間にもぐら叩きをしたり、
弱い立場の人間を不当に利用したりしてしまうのは、
人の道から外れる行為であるはずだ。
その道に外れないように自分でガイドラインをつくり、
まっすぐに生きる。簡単ではないが、肝に銘じる必要があるのではないか。
保身ばっかり考えてしまった国家が、勤勉な国民たちに多大な借金を
押し付けているどっかの国のようにならない。
せめて、個々人はまっすぐ生きていく、そうありたいものだ。
マンション耐震強度偽造問題で、登場する建築した側の人々の顔、顔、顔、、、、、
保身が顔に書いてあるようだ。ほんとうは住む人のためより利権ばかりを
考えいたのではないだろうか。購入した住民の人たちのために、安全と安心を
早く確保してあげてほしいと思う。