X

ひとつの嘘が無数の嘘をよぶ

(今日のコトバ)

 

 

人は持っているもので嘘はつかない。

持っていないもので嘘をつく。

 

 

 

 

なぜ人に嘘をつくのだろう。

戦術として人を騙してやろうと思って、

嘘を並べることもあるだろう。

だが、たいがいの場合は、

人とのコミュニケーションをとりたいと感じた時に、

自分にその知識が不足していると嘘をついてしまうのでないか。

つまりは、他の仲間が共通項を見つけている時に、

自分もその輪に入るために嘘をついてしまう。

子供だと、その嘘が発覚した時、

仲間はずれになったり、いじめの原因になったりする。

大人だと、上手に、適当に嘘をつく人と、

嘘をついているとわかっていても「あいつはしょうがない」と、

流してもらえる人と、不愉快になるほど嘘をつきまくる人と、

騙すために嘘をつく人と、様々な嘘つきが現れる。

もっといえば、嘘をついた方が丸くおさまるから嘘をつく人もいる。

生きるためには、嘘も必需品ということもできる。

だから、嘘が悪いと一方的にいうことはできない。

自分自身も、嘘をついてきたし、つかなくていい嘘だってついてきたと思う。

ただ、人の致命傷をあたえるような嘘は、やってはいけないと思う。

それは、嘘ではなくて罪になってしまう。

さらに、自分にないものを嘘で埋めるて生きることは、

心を汚していく作業ともいえる。

1の嘘が2の嘘をよび、2の嘘が4の嘘をよび、4の嘘が無数の嘘をよぶ。

自分の中ででもっているもので生きていく。

人を無用に傷つけないように生きていく。

そのために、人にも、自分にも、嘘は簡単につくものではないと思う。

 

 

 

今日のコトバのバックナンバーは、

コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。

Categories: Diary
コトバザウルス :