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暖かい環境ではない進化

(今日のコトバ)

 

自分温暖化も防止しなければならない。

 

 

暖かい環境で生きることは気持ちいい。

暖かい環境で暮らすことはやすらぐ。

暖かい環境で囲まれことはゆとりがある。

人間が少しでも素晴らしい環境を考えた時、

暖かさで包むことは基本中の基本になる。

また、自分のまわりのあらゆる寒いものを暖かくすることで、

人間は進化してきたともいえる。

しかし、暖かさだけを求めてきた人間が、

あきらかに自分の首をしめる方向に走っていることもある。

自分だけが便利に、自分だけが暖かい環境を求めたがために、

地球温暖化が進み、海面が上昇し、異常気象が起こり、

新しい病気が生まれる。

それと同じように、自分の心を暖かさばかりで包み過ぎたために、

寒さに弱くなった。厳しさに弱くなった。ひもじさに弱くなった。

結果、思いも知らぬメンタルの弱さが、外傷とは違う疾患となって、

人間の体を内側から蝕んでいく。

まるで、地球と同じスピードで、地球と同じ病いを、

人間も襲われている。

人間は、失敗をすべて経験にして進化してきた。

暖かくなる進化ばかりが進化ではなく、

ほんとうの真価を追求をしなければならない時期にきている。

それは、ちょっと心に寒い環境を与えること。

厳しい環境を与えること。人間は、どこまでも弱くなる。

反対にどこまでも強くなる。

その人間力を信じて。人間の強さと弱さのバランスがとれた

生き方を求めていこう。

それが、人間の素晴らしさなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

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