(今日のコトバ)
見る眼がないという人。
つまり、見る眼のある人に選ばれてない人。
「私、見る眼がない」という。
出会った人、恋人がいい人ではなかった。
できの悪い人、悪い人だったことをさす。
だが、ほんとうにそうだろうか。
相手だけができが悪いのだろうか。
見る眼がなかった本人は、
ちゃんとしていたのだろうか。
自分のまわりだけの統計だが、
見る眼がないといっている人が、
素敵な人とは言いづらい気がする。
悪くいえば、どちも似た者同士ではないだろうか。
こうも思うのだ。
「私、見る眼がない」といってる人も、
見る眼がある人に選ばれる人ではない、と。
もしかすると、「見る眼がない」という発言は
鏡に映った自分を現わしているのではないか。
そう思うと納得できるのだ。
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