(今日のコトバ)
時間は、ゆっくり嘘をついていく。
時が経ては経つほど、記憶はあやふやになっていく。
時間の経過がいろいろな細部を削ると共に、
想像が付けたすこともある。
さらには、そのすべてが美談になったり、
笑い話になったりする。
都合のいいように編集されるのだ。
つまり時間は虚構もつくり出す。
だからこそ、時間は素敵なものなのかもしれない。
人間が一生勝てないもののひとつが時間。
その時間は経過すると、
苦しかった部分が削られていい思い出になる。
人間が与えられた機能だと思うと、
人生は素晴らしいものだと思えるのだ。
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