(今日のコトバ)
心残りがあるぐらいでちょうどいい。
なければ心が無くなってしまう。
すべてがスッキリ割り切れることはない。
特に長く続いた関係のようなものは、
一瞬で関係を切ることなど不可能だ。
心はデリケートで簡単なものではない。
ただ、時間が経てば忘れることもできるし、
風化することもある。
それまで時間に任せてあせらず生きることも大切だ。
無理に忘れるようとして苦しむと、
自分自身のコントロールが難しくなる。
心残りという言葉があるように、
こころの片隅に少し記憶の欠片が
散らばっていることもある。
ゆっくりと掃除をして、あるいは、
風に吹かれるのに任せて、水に流されるのを待って、
自然に関係が消えていく。
心残りもいつか消えていくことを忘れてはいけない。
人間は忘れていく生き物でもあるのだ。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。