(今日のコトバ)
恩は、恩知らずという悪魔と戦っている。
「この恩は、、、、、」といいながら、
結局は何もやらないで終わってしまうことがある。
恩を受けたその時は、感謝しているのだが、
時間が経つと忘れてしまう。
もっとも恩を与えてくれた人も
見返りを求めているわけではないかもしれないので、
恩のことは忘れてしまっているかもしれない。
ただ、恩を受けた人は、
恩返しのできない恩知らずではいけない。
恩というからには、そうとうの何かをもらっている。
恩をくれた人には、何かを返さなければバランスが悪くなる。
恩返しなど求めてない人でも、
何となく距離ができてしまう。
自分に置き換えてみてもわかると思う。
自分が何かしたことは、意外に覚えている。
反対に、恩は時間と共に風化しがちになる。
そこを風化させていくだけの人は、
人間性を問われてしまう。
偉そうなことをいうつもりはない。
自分でも、ちゃんと恩返しができているかわからない。
ただ、意識をして、恩を大切にする。
そのことは、人間性に直結する。
恩知らずがあたりまえになると、
人との距離ができてくる。
そのことを忘れてはいけない。
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