(今日のコトバ)
天才は、突然の使い手である。
人には、いろいろな才能がある。
特に、天才といわれる人は、
人より段違いに凄いことができたり、
人より習得能力が優れていたり、
人よりアドリブが秀でていたり、
人とまったく異なった力を発揮したりする。
ただ、どの天才という才能も、
驚かすという能力が含まれているような気がする。
人をあっといわせる力、
凄い!と認めさせてしまう力を発揮する。
もちろん能力が次元違いだから、
そう感じてしまうのかもしれない。
だが、少し考えてみると、
その能力を養う時に、
驚かせようという気持ちがあるのではないか。
さらにいえば、驚かせようという気持ちの先で
楽しんでいる。
スポーツの天才アスリートが、
試合の時、「楽しもうと思う」というのも、
あながち嘘ではなく、本当に楽しんでいる気がする。
また、仕事の天才、アートの天才等、
あらゆる天才は驚かせるために楽しんでいる
のかもしれないと思うのだ。
もちろん、それこそ何の才能もなく、
何の努力もせず、楽しんでいるだけで、
天才という領域にたどり着くことはできない。
だが、本当に天分の才能を発揮するためには、
驚かそうとして楽しんでいる。
才能の上に、その気持ちがあるような気がある。
天才は、驚かせるために楽しんでいるのだ。