(今日のコトバ)
ほんとうの「強さ」は
知っている。
昔、「弱さ」という
小さき者だったことを。
はじめから強いものは、ない。
数々の試練を乗り越えて
強くなっていく。
誰もがその構造をわかっている。
だが、不思議なもので
強くなってしまうと、
弱かった頃のことを忘れてしまう。
もっというと、
わざと忘れたフリをする人もいる。
だが、実は、その忘れてしまうことが、
せっかく強くなったものの
弱点になってしまう。
強くなったから、切磋琢磨しなくなる。
強くなったから、威張る材料にする。
強くなったから、違うことを始める。
それらすべてが弱点という弱みになる
可能性を秘めている。
「強さ」
人生は、そこを目指して
がんばっていることもある。
ただ、その「強さ」の下には、
弱き時代があったことを心に
刻んでおく。
「強さ」には、
弱き時代があったことを
忘れてはいけない。