(今日のコトバ)
上にいる人を見たら、
あまりにも争っている人ばかりで
つらくなった。
下にいる人を見たら、
あまりにも怠けている人ばかりで
つまらなくなった。
横にいる人を見たら、
あまりにも似ていている人ばかりで
たのしくなった。
上を見てもキリがない。
下を見てもキリがない。
年をとると、
この言葉が若い時より
身に染みる。
上を見上げてみても、
上ってどこまで行くんだろう?
果てしなく上は続いていく。
では、下はどうか。
こちらも見えないぐらい下が
あったりする。
自分が上に行こうとしていたのは、
想定の範囲の最上級。
自分が下と見てしまっていたのは、
想定の範囲内の最低だったのだ。
自分の範囲内の上と下。
だが、その外に無限の上と無限の下がある。
それをも追いかけすぎても終りがないのだ。
ただ、ふと横を見ると、
自分と同じ位の人がたくさんいる。
自分と同じような夢を持つ。
自分と同じような恋をしてる。
自分と同じような傷を抱えてる。
自分と同じような悩みを抱えている。
自分と同じような、、、、、、。
年をとると、
この「自分と同じような」ということ
もっとも大切な項目になる。
そして、「自分と同じような人々」は、
自分の人生にいいアドバイスをくれる。
だからこそ、
上でもなく、下でもなく、
横を見て自分の同じような人を
見つけておく。
それが人生にとって、
長い人生にとって大きな支えになる。
そのことを忘れてはいけない。