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最高の情報は、最前線の現場が持っている

 

(今日のコトバ)

 

現場だけに聞える声がある。

そこ以外、まったく聞えない声がある。

 

 

 

仕事をしていると思うことがある。

「最高の情報は、

最前線の現場が持っている」

確信といっていい。

現場にいると、

いちばん新しい情報はもとより、

いちばん必要な情報も入る。

つまり、いちばん欲しい情報が入ってくる。

現場に決定権があれば、

どれほど仕事がうまくいくか

と思ったことは無数にある。

だが、この簡単なことが、

なかなか簡単にできない。

特に、日本はかもしれないのだが、

「この案件、会社に戻ってから

上司と相談して判断します」

というと、海外のビジネスマンは、

「では、あなたは何しに来たの。

ここで仕事を決定するために

来たのではないのか?」

と不思議な顔をされる。

つまり、

現場では決定できる情報があるのに

会社に戻って、

現場にいない上司の判断を仰ぐ。

当然、ホカホカの情報も

人をかえすと時間がかかり、

伝言ゲームがはじまり、

冷たく価値のない情報になっていく。

仕事がうまくいかなかった時、

「現場の話を聞いていればよかった」

と反省する。

バカバカしい話だが、

どこの会社でも起こるあるあるだと思う。

さらに、

こんな情報が即伝達できる時代になったのなら、

尚更、現場に決定権を委ねることが

大切になるのだが、

日本企業の序列という厄介なものは

修正できない。

海外企業に押されて、

日本に元気のない企業が多いのは、

技術革新が負けているだけではないと思う。

いま、仕事をうまく進めるために、

まず、やるべきことは、

現場の声を聞くこと。

簡単にできることなのだから、

すぐ始めればいい。

それだけで、

仕事は加速度的に好転する。

特に、歴史が長い会社は、

耳を傾けてほしいと思う。

 

 

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