(今日のコトバ)
本音は臆病者だから、
最後の最後まで顔を出さない。
人は「自分」を隠す生きもの。
態度でも隠すが、
いちばんは言葉。
普通の生活の中で、
本音だけで生きている人は
皆無といっていい。
どこかに隠し事や脚色がある。
だが、本音は人生が辛くなると、
簡単に吐けるようになる。
苦しい状況がしんどくて、
お酒を飲んだ勢いで、
本音は吐き出される。
だとすれば、
その少し前に本音をいえる環境、
あるいは、本音をいえる人をつくる。
最後の最後まで隠してから吐き出すと、
助けてもらうにも、
大変な作業になってしまう。
人は本音を持って生きている。
そのことを忘れず、
本音をいえる環境と人を常に持つ。
人生という長い旅には、
必要な休息所だ。