(今日のコトバ)
どうせパソコンになれないんだ。
もっと人間でいよう。
パソコンが普及するにつれて、
人間も時間をどんどん速く使うようになった。
いやおうなく、
パソコンの一瞬で届くメール感覚が人生の時間を支配する。
短時間でものごとを処理しなければならなくなる。
反対にワークライフバランスなる仕事時間と余暇を上手に使おうという
運動が盛んになり、生き方を考えさせられるようになる。
ただ、このワークライフバランスも、
短時間に集中して仕事をして余暇を大切にしようということ。
集中するのはいいが、ここでも時間のスピードをあげていかなくてはならない。
本当にそれでいいのだろうか。
人間には、人間にちょうどいい時間がある。
沖縄の宮古島へ行ったりすると、東京の新宿の時間には戻れないぐらい
ゆるやかな時間が流れ出す。
どっちが正しいのか。答えはないのかもしれないが、
人間の生きるスピードはあがっている。
この人生のスピードを自分の速さに調節する必要がある。
まわりが遅くても自分のリズムを大切にすればいい。
まわりが速くても自分のペースで生きることを考えよう。
人間には、自分の生き方にあった速さがあるのだから。
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