愛がおろそかになる

(今日のコトバ)

 

やさしくされた記憶から愛情が生まれる。

やさしくされ続けた記憶から甘えが生まれる。

 

 

 

人は、やさしくされると、

その人に何かを感じる。

よっぽど警戒心がない限り、

愛情のようなものを感じることが多い。

その愛情が深くなると愛を確認し、

恋愛になることもある。

ただ、話はここからだ。

愛となってその人を深く好きになるのはいいのだが、

その愛する期間が長くなると、

愛がおろそかになる。

空気のようになったり、

むしろ愛しているから暴言が多くなってみたり。

いちばん悪いのは、

甘えはじめる。少しの甘えはお互い楽しいもの

だったりするのだが、

大きな甘えになると、

被害届けを出した方がいいぐらいの人もいる。

愛しているから、愛されているから、

何でもOK。何でも許してくれる。

そうなってしまうと、

愛から人間性の問題に変化してしまう。

ほんとうは、いちばん愛しているから

甘えているのに、

その甘えが行き過ぎて

憎しみまで発展してしまう。

自分だけでなく、まわりを見ると

そういう関係の人々をたくさん見る。

愛するということは、

その対象の人をいちばん大切にすること。

そこを忘れると、

愛は愛でなくなってしまう。

そのことを意識しておく。

愛を前にした人間関係には大切なことだ。

 

 

 

 

 

 

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