(今日のコトバ)
不器用だけど前進してくる。
そいつが最強の敵になる。
年齢を積めば積むほど思うことがある。
不器用な人間の方が、いい位置につくと。
いい位置がわかりにくいとすれば、
幸せといい換えてもいい。
起業家、経営者の逸話を読んでいても、
とてもとても器用とはいえない人間が大勢いる。
むしろ、不器用、コンプレックスを抱えながら、
人一倍がんばった人間がいい位置についている。
才能がある、天才と呼ばれた人間は、
最初はロケットスタートのように鮮やかに
結果を出すのだが、時間と共に失速する。
すべての人間とはいわないが、
天才の失速は多く見受けられる。
人生、平等に出来ているという説があるから、
長い人生トータルで同じだけのチャンスがあると
考えると、不器用組が、人生の後半、
後塵を拝した前半の人生を逆転しているようでもある。
もちろん、不器用だけで、何もせず、
いい位置につくというわけではない。
ただ、人生の逆転劇はたくさんある。
自分のまわりを見渡してほしい。
「昔はダメだったんだけどね」
「あいつ、打たれ強いからね」
「コツコツ型だからね」等々。
すべて前半に結果がでなかったけれど、
いまはいい位置にいることを指している。
もっといえば、追い抜かれたことをいい表す言葉と
いっていい。
だから、人生はあきれめてはいけない。
どこでチャンスがくるかわからない。
どこでブレイクするかわからない。
不器用、器用も関係なく、舞台がやってくる。
自分が人生を懸けてやり続けた分野は、
必ずスポットを当ててくれる。
信じることが大切なのだ。
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