(今日のコトバ)
愛が好きな人ばかりなのに、
愛の天才は一人もいない。
どんな分野の天才といわれた人も、
どれだけ優れた人格者といわれた人も、
愛の前では素人同然になってしまう。
恋愛体質という人も、
恋多き人も、決して、美しい恋愛ばかりではない。
ベッキーのように、かなり品行方正にみえて、
若くして仕事のプロ意識を持っている人でも、
盲目的になってしまうこともある。
恋愛ばかりではなく、
家族愛、親子愛でも同じようなことがいえる。
会社では部員を育てることにたけているのに、
自分の子供の育成にたけているとはいいがたい。
愛はそれほど難しい問題だ。
愛に勝ち負けはないけれど、
愛の怒涛にのみこまれないためには、
愛と距離をおく、愛と交わらない方法しかない気もする。
でも、それでは人生がつまらないものになってしまう。
人は人に支えられて生きている。
そこには、どうしても愛が生まれてしまう。
もしかすると、人類が進化するために
いろいろな機能を人に与えて、
あらゆる分野に才能を発揮できる状況をつくってきたが、
ただ、唯一、
愛だけは天の才能を与えなかったのかもしれない。
愛というのは、それほど、誰もが平等に持てる、
誰もが与えられる能力なのだ。
愛の天才は地球上に一人もいない。
そして、愛は誰もが平等にその能力を持つ。
そう思うと、一生愛と付き合っていける。
人間すべてに許された素晴らしい機能なのだ。
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