(今日のコトバ)
人は誰でも皆、みっともない自分を隠すため
嘘という魔法を使う。
なぜ、嘘をつくのだろう。
あれこれ考えてみると、
ダメな自分を取り繕うために嘘をついていることが
ほとんどを占めている。
カッコ悪いからカッコよく伝えるため。
負けているから負けていないように見せるため。
ミスをしたからミスを隠すため、、、、。
反対に、相手のことをおもんばかって、
嘘をつくこともある。
ただ、ほぼダメな自分を隠すための武器にしている。
すべてが悪いことではないが、
人によっては嘘が常習化する人がいる。
つまり、ダメな自分を取り繕うのが
あたりまえになる人がいる。
そこまでいってしまうと、
当然、まわりにいる人間は気づいて警戒する。
必然的に人間関係の距離を遠ざける。
孤立する要因になる。
人は隠したい生き物だ。
そのために服を着て、化粧する。
この社会は、ある程度、隠くさなければならない。
ある程度、嘘が必要な社会でもある。
そこを考慮した上で、嘘は必要なのか。
どこまで必要なのかを自分で知っておくべきだ。
全面否定はできないが、全面肯定できない人間の武器。
たぶん一生、答えが出ない難問だが、
自分と嘘の距離は考えてもいいと思う。
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