(今日のコトバ)
不自由に着慣れたせいで、
自由のサイズが合わなくなった。
不自由というか、
自分に合わないルールに
がんじがらめになっている。
それが慢性化して、
なんとなく不自由で窮屈なことが
あたりまえになっている。
社会は当然ルールがなくては成立しない。
ただ、過剰にルールに縛られると、
自分の個性が発揮できずに終わる。
それ以上にルールに慣れてしまうことが、
つまらない社会やつまらない人間ばかりを
育成してしまわないか。
反対に考えてみると、
ルールからはみ出したり、
既成概念をぶち壊すことが
できない人間ばかりになってしまう。
結果、つまらない世界になってしまう。
日本人は特に、自己主張の弱い人が多いと思う。
さらに、ルールの中に自分を埋没させると、
同じ思考の人ばかりが集まってしまう。
そう思うと、もっと自由でいい、
もっと失敗していい、
もっと個性的でいい社会があるべきだ。
ルールがあって、その上、近年、
コンプライアンスという人を縛るモンスターが現れて、
息苦しい世の中になっている。
コンプライアンス先進国であるはずのアメリカが、
大統領候補にトランプ氏のような人が出てきてしまう。
仮に、日本で彼のような総理候補が出てこれるだろうか。
候補になる前に、確実にパッシングされて
終わってしまうだろう。
コンプライアンス先進国のアメリカでさえ、
個性的な人材に何かをやらせてみようという
自由な気風がある。
日本もそうなって欲しい。
あまりに縛られすぎる社会は、
つまらなくなる。息苦しくなる。
もっと自由でいい、
はみ出していいと思うのだ。
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