(今日のコトバ)
人の荷物を持ち上げるために、
自分も力持ちにならなければならない。
自分の荷物を持つのでも四苦八苦しているのに、
他人の荷物を持つことはできない。
他人の荷物を持ってあげるには、
自分の荷物を軽々持って、
余力を持って他人に力を貸す。
あたりまえのことのようだが、
人にはいろいろなタイプがあって、
自分の荷物をほっぽり出して、
他人の荷物を担ごうとする人がいる。
あるいは、自分の荷物も持ちきれないのに、
他人に力を貸す人もいる。
これら場合、借りた人は最初はいいが、
その貸した人が力がなかった場合、
後で、大きな代償を払う場合もある。
自分のことはほっぽり出すのはいいが、
ほっぽり出したままではいかなくなって、
貸していた力を撤退する場合。
また、自力がないのに、手を貸してくれた人は、
結局、誰かの力を借りざる負えなくなる場合がある。
つまり、あまりにも自分の力を理解しないで、
誰かに力を貸すとまわりに迷惑をかけることにも
なりかねない。
だから、まず、自分の力を理解すること。
そして、余力があるか、
助けられるかを考えてから行動すること。
もちろん、自力を考えることより
行動が必要なことはある。
だが、貸した後、自分が誰かに迷惑をかけるのは、
自分の行動がムダになることでもある。
自分の力を考えて。
自分の力を信じて。
出来ると思った力で、人に力を貸す。
自力ありきの、手助けなのだ。
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