(今日のコトバ)
心の傷は、誰も持っていない最高のデザインである。
生きていると傷を負う。
体に見える傷ばかりでなく、
心にも傷を負う。
体のように、
傷の状態が目に見えないから、
治っているか、いないかは、
簡単にはわからない。
その時、激痛は走らないが、
いつまでも、気持ちを沈める心の傷もある。
ある記憶が蘇るとフラッシュバックのように
痛む心の傷もある。
ただ、その傷が悪いことばかりではない。
心の傷は、いろいろな痛みの上に出来たことが多い。
その傷は、悲しみも、苦しみも、辛さも、
いっぱい経験している。
痛みがわかる分、情に厚くなることもある。
傷のない人より、人間的に深く、強いともいえる。
傷を負うことを避けて通ることもできる。
生き方次第だ。
ただ、人として信用できるのは、
心から付き合いのできる人だとすると、
傷を負っている人も悪くない。
心の傷。
時に、自分の勲章になることもある。
持っていることも、また、人生を助けるのだ。
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