(今日のコトバ)
声援は、遅れてきた人にはおくれない。
リオデジャネイロ・オリンピックが終わった。
ほぼ最後の種目となった男子マラソン中継。
日本選手がメダルには届かなかったが、
オリンピックの華のひとつには変わりない。
一人一人の選手が懸命に走る。
沿道の観客は声援をおくる。
その声援に励まされて選手は、
死力を振り絞る。
約2時間のドラマだ。
このドラマがある限り、
観客は声援をおくる。
ただ、当然だがレースが終われば観衆は去る。
もっといえば、トップ争いが終わると、
観客は減り、自分の国、
自分の応援する選手がいなくなると、観客は去っていく。
これば人生のレースでも同じひことがいえる。
人生を頑張って走っていると、
知らぬ間に人は集まってくる。
反対に、頑張らないで、
力を抜いてばかりだと、
人は去っていく。
人が誰も声援をおくってくれない、
誰も見てくれないところで、
本気で実力を発揮できるだろうか。
それこそ頑張ろうと思うだろうか。
やっぱり人の声援は、
どんな環境でも必要だと思う。
人から応援されるから頑張れる。
もっと遠くまで行こうと思える。
だから、自分がやりたいという方向があるなら、
まず自分が頑張ること。
人が声援をおくりたくなる状況まで頑張ること。
声援がなくなった場所で、
人は頑張ることはできない。
それほど、人の声援は人生とって、
必要不可欠なものなのだ。
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