(今日のコトバ)
臆病は、危ない橋を渡るときの守護神になる。
危機察知能力って、何だろう。
考えてみると、自分の生まれつき持っている
臆病という病ではないかと思う。
臆病者とののしられるシーンがドラマなどではあるが、
臆病だからこそ、危ない状況は避けて通ることができる。
真正面から危機的状況に飛び込まない。
隣で起こっている危機に対して、自分がどうするか判断する。
人によっては、臆病でないという人もいると思うが、
臆病だと自分で思っている人が大半なはずだ。
つまり、人間が生きていく上で、
臆病という慢性の病が人生の危機を救ってくれる。
そう思うと、臆病であることはわるくない。
もちろん、ここ一番で臆病でいられない時もある。
だが、一般的におとずれるであろう危機には、
臆病という病が大きく貢献する。
もし、自分が臆病すぎると思っていても
心配することはない。
その病は、人生の危機を陰になり日向になり
救ってくれている。
臆病は自分にとっての危機管理システムなのだ。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。