(今日のコトバ)
終着駅に着くと、始発時間のアナウンスが流れていた。
一つの出来事が終わる。
エンドマークがつく、一つの物語の終わり。
人は、そこで達成感だったり、
虚脱感だったり、喪失感のようなものを感じる。
たいがいおいて、自分をゆるめてしまう。
当分、動かない。否、動けなくなることもあるだろう。
ただ、一つの終わりがあると、
必ずどこかに新しい始まりが起こっている。
それが、大きなものか、小さなものかわからない。
扉であるか、道であるかわからない。
だが、確実に新しい何かが始まっている。
そのことを忘れてはいけない。
もしかすると終わった瞬間に、
人生で最大のチャンスが到来しているかもしれない。
そこで自分が休んでいると、チャンスが
通り過ぎていってしまうかもしれない。
だから、一つの終わりがある時、
また、そこには始まりもあることを肝に銘じよう。
人生は死ぬまで続いていく。
終わりには、必ず始まりがついている。
生きるために終わりがあれば始まりがあるのだ。
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