(今日のコトバ)
優しさは、
心の傷と連動している。
優しい人って、
どこから生まれてくるのだろう。
もともとの性格が優しくて、
人柄として優しい人はいる。
ただ、
人生の経験を経て
優しくなっていく人は、
深く、強く、
優しさを伝えてくれる。
そんな人を
何人も知っている。
その人たちには
一つの傾向がある。
それは、人生を懸けた困難、
試練を越えてきた人たち。
苦しみや悲しみを自力で
乗り越えてきた人たち。
そんな人たちは、
みなどこかに優しさがある。
その優しさも、
困った時に
手を差し伸べる優しさ。
本当に手を貸してほしい時の
優しさなのだ。
もしかすると、
優しさは心に傷を負った人が
身につける能力かもしれない。
だとすれば、
人に優しくできるかは、
自分が困難を克服しているかと
比例する。
もし、いま、困難に対峙していたら、
この先、困難を乗り越えた時、
自分に優しさの能力が、深く、
強くなる。
そういう理解があってもいいと思う。