そのもの

 

(今日のコトバ)

 

足が足を感じるのは、

足が疲れた時。

腕が腕を感じるのは、

腕が疲れた時、

そして、心が心を感じるのは、

心が疲れた時。

人間、疲れた時に

「そのもの」感じる。

 

 

健康であれば、

人は体と心において

何も感じることはない。

足が痛いから足を感じる。

頭が痛いから頭を感じる。

腕が疲れたから腕を感じる。

もっといえば、心が折れたから

心を感じる。

つまり、体と心の部位に異変があると、

「そのもの」を感じる。

元気で、疲れも、痛みもない時、

体と心の部位を感じることはない。

そう考えると、

痛みや疲れがあることも、

人間としての部位を

感じられる大切な機会。

普段は忘れている部位も

大切な機能だと認識できる。

だとすれば、

体の疲れ、痛み、

心の疲れ、痛みも、

生きていく上で大切なこと。

大切だとわかるから、

「そのもの」のために生きていける。

「そのもの」という機能があることを

忘れずに生きていこう。