土俵際の定位置

(今日のコトバ)

 

最後尾にいれば、

前へ走るすべてが目標になる。

 

 

 

 

ぺケ、ビリ、最下位、最後尾。

一番後ろに位置する。

能力はそれほど高くない。

努力もそれほどしていない。

与えられた課題に前向きに取り組んでいない。

土俵際の定位置。

その位置に甘んじてしまうと、

人生は、つまらないものになる。

だが、考え方を変えると、

これほど面白いものもない。

自分が頑張り出せば、

すべてが目標になる。

たぶん、ペケに近く、

自分よりちょっと前を走っている人は、

いちばん達成しやすい目標になる。

何もトップを目標にすることはない。

目の前にある目標を

ひとつひとつクリアしていけばいい。

人によるかもしれないが、

クリアすることが楽しくなれば、

自分の無限の可能性を引き出すことができる。

どこまでいけるかわからなけれど、

目標を超えることがスキルになる。

いま、自分のポジションが

ペケもしくは最下位に近い人は、

とりあえず、目の前にある目標、

いちばん近くに位置する人を目標にしよう。

まず、その目標をクリアしてみる。

そこで自分の気持ちがどう変わるか。

変われば、人生は面白くなる。

自分が変わるためチャンスが生まれるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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言葉主導

(今日のコトバ)

 

言葉は、状況をつれてくる。

 

 

 

 

あたりまえだが、

はじめに言葉があって、

ものごとが進み出す。

何をするにも、

その状況を言葉で説明する。

その言葉を信じて人は動く。

だから、間違った説明、

言葉足らずな説明、嘘の説明をされると、

まわりの人は混乱する。

実際は正しく伝えても、

相手の理解力で事実ではない状況が生まれるので、

言葉を発する側だけの問題ではないのだが、

言葉がそのイニシャチブルを握っているのは間違いない。

言葉で状況が生まれ、

言葉で人は動いていく。

言葉。

空気のようにそこにある存在。

ただ、使い方によって、

人はどうにでも変わる。

それは、言葉が状況をつくるからに

他ならないから。

人は、言葉を信じて生きているのだ。

 

 

 

 

 

 

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心の牙

(今日のコトバ)

 

牙は抜かれるものではない。

自ら抜いてしまうものなのだ。

 

 

 

 

よく牙を抜かれるという。

ギラギラしていた人間が

誰かの配下になり、

まったくギラギラしなくなる。

あるいは、組織の中で自分のポジションを

勝手に決めて、そのポジションから出なくなる。

昔は意欲的にがんばっていたのに、

実力あるのに、気を消して、

つまらない人間になってしまったという人。

そういう人がまわりにも一人はいるだろう。

ただ、その人はほんとうに牙を抜かれたのだろうか。

「牙を抜かれる」

そういわれるのだから、

牙が昔はあったはずだ。

もし、ほんとうに牙があったのなら、

人に抜かれる前に、吠えるなり、噛みつくなり、

自己防衛して抜かれない努力をする。

仮に、強力な勢力に力づくで抜かれたとしても、

魂が残っていれば、心の牙は、

また、鋭利に伸びてくる。

そう考えると、

牙が抜かれたという人は、

そこが自分の限界と決めてしまった人なのだ。

だから、もし、牙が抜かれたと思う人や

自分が牙を抜かれたといわれたら、

そこに限界線があると思っていい。

そして、牙は抜かれたものでなく、

自ら抜いてしまったのだ、と。

人生は、挑戦する限り進化する。

そして、あきめた時、退化していく。

牙を抜いてしまうのは、

あきらめた時なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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過程に近道はない

(今日のコトバ)

 

近道に大輪の花は咲かない。

 

 

 

 

「ムダを省け」

「どんどん時間を短縮しろ」

「速さとの戦いだ」

時代は、合理化へ加速度的に進む。

PC・スマホの進化で、

何事も情報通信端末が解決してくれる。

ITを駆使すれば、AIが発達すれば、

いずれ人間が何もしないで、

解決する時代も来るだろう。

ただ、そこまでのシステムを開発するには、

膨大な時間がかかる。

人の限りない発想と情熱が必要だ。

ビジネスでも、医療でも、化学でも、

すべてが進化のために人は命を削っている。

その過程があって、

その研究開発があって、

人は楽な生き方ができるようになってきた。

だが、その環境ができるまで、

人は膨大な時間を費やしている。

例えば、医療。

がんや認知症を治すために、

世界中の医者が薬の研究しているが、

まだ開発されていない。

ただ、少しずつ、

治療に役立つ薬はできている。

症状によっては、

治すこともできる薬が生まれてきている。

それと同じように、

人間がもっと生きやすくするために、

世界中の人々が様々な分野で、

開発努力をしている。

そのことを忘れてはいけない。

その過程に近道はない。

愚直にコツコツ前進する。

人のために、世の中のために。

進化は簡単ではないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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怒りは短時間の生きもの

(今日のコトバ)

 

怒りは、

時間がたつと着地する場所を探し始める。

 

 

 

人は、怒る。

よく怒る人もいれば、

それほどでもない人もいるが、怒る。

ただ、たいがいの場合、

長続きはしない。

短時間のうちにおさまって、

また、平常心になる。

もっというと、怒りはおさまっているが、

パフォーマンス上、

怒ったふりをしている人もいる。

振り上げた拳の落としどころがないという時だ。

怒りがおさまっているにもかかわらず、

怖い顔をしている。

ただ、そういう人も、怒りはおさまっている。

アンガーマネージメントでは、

6秒で気持ちがおさまるとの統計もあるようだ。

だとしたら、怒りは、一瞬をガマンすれば消えていく。

人も、自分も、短時間でおさまっていく。

そのことを忘れず生きれば、

怒る頻度は変わらないまでも、

怒りをコントロールすることはできる。

あまり怒る側も怒られる側も

気分のいいものではない。

できるだけ、怒りをコントロールして、

平穏な時間をつくる方が人生の得策だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ムチャぶりはチャンス

(今日のコトバ)

 

ムチャぶりされた時ほど、

実力を発揮できる好機はない。

 

 

 

 

「それはできないよ!」というぐらい

ムチャぶりをされることがある。

作業の量だったり、仕事の質だったり、

一人では無理、自分たちだけでは不可能。

そんな気持ちがよぎることがある。

だが、このムチャぶりこそ、

人生にとってチャンスの場合が多い。

ムチャぶりする側からすると、

「あいつは能力が高いからやらせてみよう」

「自分の手に余るからやらせてしまおう」

「自分が面倒くさいからやらせちゃえ」等の理由があるが、

ほとんどがムチャぶりされる側を試している。

できそうだからの場合もあるが、

できそうもないけどやらせようという場合もある。

そこで、ムチャぶりを処理してしまえば、

評価はあがる。

新しい仕事をまかせてみようと思う。

もちろん、途轍もない作業で不可能なこともある。

だが、それでもチャンスに変わりはない。

いま、自分にムチャぶりをされていると思う人は、

しっかり考えた方がいい。

がんばってやり抜いてしまえば評価になる。

自分の人生の新しい扉を開くかもしれない。

人生を素晴らしいものにする

きっかけになるかもしれない。

前向きに捉えると、人生の道は輝きだすかもしれないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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誰かの気持ちも必要

(今日のコトバ)

 

頂点に一人で立つのは最高だが、

まわりに誰もいなければ最低だ。

 

 

 

成功、勝利、目標達成。

人生において格別な気持ちにしてくれるもの。

ただ、この気持ちになる時に、

まわりに誰もいなかったらと、

考えたことがあるだろうか。

成功した、誰もいない。

勝利した、誰もいない。

目標を達成した、誰もいない。

そんな時の気持ちだ。

もちろん、あまりありえない状況だが、

本当にまわりに喜びも、

感動もわかちあってくれる人がいなかったら?

成功したいと思うだろうか?

勝利したいと思うだろうか?

目標を達成したいと思うだろうか?

少なくても思いは半減してしまうだろう。

そもそも、その成功へ、その勝利へ、その目標達成へ、

挑戦するかわからなくなる。

成功への気持ちを、

勝利への気持ちを、

目標達成への気持ちを最高にするためには、

まわりの誰かの気持ちもとても重要な要素。

たくさんいればいるほどいい。

その気持ちの力が自分を後押しする。

そして、うまくいった時、

最高の感動を自分に与えてくれるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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幸せには、積みたさねた歴史がある

(今日のコトバ)

 

幸せの背中には、悲しみも埋まっている。

 

 

 

 

 

幸せになる。

心の中にあたたかい何かが広がる。

満喫している時は、

人生を素晴らしいものだと思える。

ただ、このあたたかい気持ちが広がる時、

それ以前のあたたかくない気持ちを感じることもある。

幸せとはいえない、

悲しいこと、苦しいこと、辛いことを

乗り越えたからこそ、

幸せにたどり着けたということ。

また、自分が幸せになったので、

相手が不幸になっている場合もある。

幸せは、不幸も背負っていることがある。

幸せは、不幸と背中合わせになることもある。

そこを忘れてしまうと、

幸せになっても、その後に、さらに、

相手を不幸にしてしまうこともある。

幸せになるのは、嬉しい。

だが、その幸せには、積み重ねた歴史があることも

心の片隅で理解しておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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関係に冷たい距離

(今日のコトバ)

 

遠い人は、近い人にはかなわない。

 

 

 

 

「遠くの親戚より、近くの他人」というが、

やっぱり距離があると、関係は冷めてくる。

単純にコミュニケーションの問題といってもいい。

距離があれば、話す回数が減ってくる。

フェイス・トゥ・フェイスの付き合いが

減ってきてしまうから、

微妙なニュアンスのようなものが、

伝わらなくなる。

言葉では「元気です」といっても、

顔を見れば、どう見ても

元気ではないのは明らかなことがわかる。

また、相手が困った時に、

すぐに手助けすることもできなくなる。

自分においても手助けしてもらえなくなる。

関係に冷たい距離ができて、

人は人から遠ざかる。

だから、どうしても関係を持ちたいためには、

距離が近いことが大切になる。

もちろん、相手がその気がない、

嫌だと意思表示をしているのに、

近づくことはかえって、人間関係がおかしくなる。

距離を置くことになる。

ただ、どうしてもいい関係を続けたいと思ったら、

相手との距離を縮める。近くにいる。

そこがいちばん大切になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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至らないバカになる

(今日のコトバ)

 

バカは持っておくと便利な、もう一つの顔。

 

 

 

 

バカの概念は難しい。

すべてが同じバカではない。

個人的見解だが大きく分けると二つのバカがあって、

本気で腹が立つバカとかわいいバカがいる。

本気で腹が立つバカは、

何事にも余計なことをして、

まわりの人みな怒らせてしまう。

反対に、かわいいバカは、

何事にも至らないから

手を差しのべてあげたくなる。

余計なことをするバカと

至らないバカの二つがある気がする。

ほんとうは余計なことでも、

前向きに取り組む人は、

評価すべきだが、

結果が出ないで、さらに、

余計な手間をかけされると、

怒り心頭でバカと思ってしまう。

至らないバカは、

何かが足らないから、

こちらで動いてあげようという気になる。

愛されるキャラになる場合も多い。

もちろん、人柄にもよる。

だが、後者の至らないバカなら、

人からのサポートが受けられる。

バカだから助けなければと感じてもらえる。

演じるのではなく、

ほんとうに自分の範疇を超えた課題なら、

至らないバカになるのもいい。

そう思うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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