辛さに、真実

 

(今日のコトバ)

 

悲しみは、裏切らない。

寂しさは、寝返らない。

苦しさは、嘘をつかない。

辛いことは、

人に真実しか突きつけない。

 

 

人は嘘をつく。

ただ、嘘を簡単につけるものは、

楽なこと、

楽しいこと、

嬉しいことばかり。

反対に、悲しいこと、

寂しいこと、

苦しいことは、

嘘をつきようがない。

つまり、人が辛そうにしている時は

嘘がない。

もし、人の本心を知りたければ、

辛そうにしているところを探る。

そこに人の真実がある。

楽しく、明るい部分は、

いくらでも脚色できる。

嘘も簡単につける。

真実がわからなくなる。

人の本心を知りたければ

辛さに寄り添うのだ。

夢は現実の先にある

 

(今日のコトバ)

 

夢みたいな物語を生きる人は、

現実の厳しさを生き抜ける人。

 

 

夢を実現しようとする。

本気で叶えようとすれば、

簡単でないことが

たくさんある。

意志も、行動力も、想像力も、

すべてを使って

前進しなければならない。

わかりやすくいうと、

厳しい現実をも不屈の魂で

踏み超えていく必要がある。

夢と現実はパズルのように

組み合わさっている。

その仕組みを理解して

強い気持ちで邁進する。

夢は現実の先にある。

肝に銘じて生きていこう。

 

問題解決に、想像力を

 

(今日のコトバ)

 

世の中には、

答えがわかったふりをする人と、

答えがわからない人がいる。

そして、答えがわかった人など

誰もいないことを知る。

 

 

世の中に出て、

様々な問題に遭遇する。

難しい問題、

簡単な問題あるけれど、

最初から完璧な答えがわかる人は

誰もいないということ。

似たような答え、

一度経験した答えはあっても、

何も考えず答えがでるものは、

まずない。

そこで、人間という生きものは

想像力を養ってきた。

何かの問題が起こったら、

考えてから行動する。

この考えてから行動することが、

人間の進化にもつながったといえる。

だから、

何でも知ったような

顔をしている人に、

オドオドする必要はない。

何もわかっていないこともある。

わかったふりをしている場合もある。

差は経験だけ。

わからないという意味では、

みな同じだ。

そう思って生きていこう。

忘れなければ生きられない生きもの

 

(今日のコトバ)

 

人間は、

遺失物取扱所に届かない

「記憶の忘れ物」をしながら、

幸せに生きている。

 

 

毎日、たくさんのことを

忘れている。

どれだけ忘れたか

わからないほどのことを

忘れている。

けして遺失物取扱所には

届かない「記憶の忘れ物」しながら

生きている。

何日か前、あるいは、

一年前の悩みという記憶も、

まったく忘れたりしている。

そう考えると、

生まれてから今日まで

忘れたことは、

数えきれないほどある。

人間は忘れていく生きもの。

忘れなければ

生きられない

生きものともいえる。

だからこそ、

忘れることも幸せの一部と考え

右往左往しない。

忘れられるからこそ、

昨日までをリセットして

今日も生きられる。

忘れられるという人間の

優れた機能を大切にしよう。

 

 

 

一期一会は、一語一会

 

(今日のコトバ)

 

小さな声であっても、

悲しむ誰かの救いになれば、

それは大きな力になるんだ。

 

 

言葉が無限の力を

人に与える時がある。

たった一言、

つぶやいただけで、

誰かの心を元気にする。

誰かが求めていた言葉、

誰かが言って欲しかった言葉、

誰かの発想を変えてしまう言葉、

誰かを癒す言葉、、。

そんな一言に巡り合ったことも

あるはずだ。

そして、たった一言でも、

誰かにとっては

途轍なく大きな力に

なることがある。

少し大袈裟にいえば、

誰かの人生を

変えてしまうこともある。

だからこそ、

言葉は丁寧に使いたい。

一期一会とは、

一語一会というぐらい価値がある。

そう考えると、

言葉は大事に使える。

そして、

その言葉が誰かを

救うことができる。

言葉が最大限の力を

発揮させるのだ。

 

心ない言葉に人生を使わない

 

(今日のコトバ)

 

心ない言葉に、

心を持っている人間として

降伏することはない。

 

 

時々、心にグサっとくる言葉を

いう人がいる。

自分に対して

とても失礼な言葉が刺さる。

その場合、

相手が確信犯である場合もあるが、

たいがいは

心ない言葉を発しているだけ

だったりする。

こちらは長く引きずって、

イライラしたり、

意気消沈したりする。

ただ、考えてみると、

そんなに落ち込まなくても

いいということに気づく。

なぜなら、相手の言葉は

心ない言葉なのだから。

いちいちこちらが反応して、

心を傷つける必要などない。

そういう時は、まず、聞き流す。

それでもダメなら、

忘れる努力をする。

言葉のことを無視して過ごす。

相手によっては

言い返してもいい。

とにかく、心ない言葉を

自分の心から消していく。

意識していれば、

心ない言葉に対応せずに

冷静に生きられる。

心ない言葉に

人生を煩わさないで

生きていこう。

上にも、下にも

 

(今日のコトバ)

 

年上に評価の高い人は、

年下に評価の低い人。

 

 

年上上司に評価される人がいる。

上司に従順で、対応が良く、

命令には絶対に服従。

上司から見れば、

かわいくて使いやすい。

必然的に評価も高くなる。

ただ、この上司に評価の高い人は

かなりの確率で、

年下部下には嫌われている。

上司のいうことは絶対だから、

「なんでもかんでも

言うことを聞け」

という態度をとる。

部下として従順でないと

怒り出す。

最近ではパワハラに近い

態度になる。

上司に弱く、部下に強い。

おそらく誰のまわりでも、

一人はいるはずだ。

こういう人は自分では

処世術に長けている

と思っているが、

本人が思うほど人望はない。

もっというと、

嫌われる

筆頭になっていたりする。

だから、

上司に丁寧に対応するのはいいが、

部下を使い走りのように

使ったりしないことが大切。

上の者のために働くが、

下の者のためにも動く。

そのことを意識して

生きていくことが大切だと思う。

「誰かのために」は、「自分のために」

 

(今日のコトバ)

 

「誰かのために」は、

ほとんど「自分のために」で

出来ている。

 

 

「あの人のために何とかしよう」

そう思うことがある。

「あの人が困っているから、

自分の力で何とかしてあげたい」

普通の感情だ。

だが、

「あの人のために」だけが、

すべての感情とはいいきれない。

それ以外の感情が何かある。

それは何か?

冷静に考えると、

一つの答えにたどり着く。

「自分のため」という感情。

間違いなく

誰かのために何かをするのだが、

そこに自分が好かれたい、

自分が良く見られたい

という気持ちも含まれる。

ワルいことではない。

人間ならあたりまえのことだ。

だとしたら、

誰かのためには、

自分のためにであると思って

行動する。

誰かのためにが

自分のためになるなら

一石二鳥だ。

反対に、誰かのためにだけの

感情が強くなると、

恩着せがましくなったり、

嫌味になったりする。

「誰かのためには、

自分のために」

そう思って生きていこう。

負けだって自信や誇りになる

 

(今日のコトバ)

 

負けない人生など

ありえない。

だから、

せめて汗と涙の分だけ

胸を張れ。

 

 

「負け」と訊くと、

あまりいい気持ちはしない。

だが、人生では

負けを受け入れなくては、

前へ進めないことも多い。

負けた分だけ

卑屈になったら大変だ。

負けたにしても、

努力したり、

頑張ったりしたら、

卑屈になる必要はない。

もっといえば、

堂々と胸を張って生きるべきだ。

だが、負けてしまうと

下を向いてしまうこともある。

だからこそ、

意識して胸を張る。

努力した気持ちに

嘘がないなら、

結果だけがすべてではない

何かあるはず。

その何かは自信や誇りになる。

そう信じて胸を張る。

生きるために大切なことだ。

困った時は、お互い様

 

(今日のコトバ)

 

時に、

無関心は、

最強の暴力になる。

 

 

関わりたくないと、

避けてしまう。

自分にとって不都合なことが

起きていると、

知らん顔する。

避けたことで、

知らん顔したことで、

自分には被害がなかった。

否、現時点では被害がなかった。

だが、それで人として

いいのだろうか。

自分は困っていないが、

他の人は苦しんでいる。

自分に被害はないが、

他の人は傷ついている。

そんなことが世界には

たくさんある。

その時、

手をさし伸ばさなかったことを

後悔している。

そんなことがないように、

何事も関心を持つようにする。

世界情勢も、気候による被害も、

迷惑で困っている近所の人も、

無関心でいることは、

ひとつの暴力になる。

だから、

自分のできることでいい。

少しでもいいから、

困っている人に寄り添って

何かをしてあげる。

日本にあるいい言葉、

「困った時はお互い様」のように、

支えあう気持ちを持って

生きていきたい。