宿命

(今日のコトバ)

 

宿命は、性格である。

 

 

 

いきなり重いテーマのようだけど。それほど難しいことでもない。

自分のまわりいる人でこんなことはないだろうか。

何事も前向きにポジティブに考えている人が、あまいり厳しい場面に遭遇せず、

ラッキーともいえる人生をおくる。かたや、くよくよしてネガティブに

思考してしまう人に、辛い場面が続けてやってくる。

ようはポジディブシンギングがいいんじゃないということなんだけど、

そのひとつの考え方が、生き方を決め、出会う運命を自分の性格が選んでしまう。

宿命のもとに発信される運命に突然ぶちたあたるのではなく、

自ら運命を選択してしまう。自分を含め年をとるごとに

そんな人たちがまわりに多くいることに気づいた。

人間も宇宙の星

(今日のコトバ)

人間は、宇宙に輝く星のひとつです。

 

長いこと劇団をやっている友人がいて、基本的に彼の活動の場は中小の劇場。

あるとき彼はテレビドラマのオーディションを受けて、そのドラマの主演に選ばれた。

それまで舞台での演技の素晴らしさは理解していたもの、あくまで友人のひとり。

会えば何ら学生時代とかわらぬ彼がいた。

それが、それがである。主演のお祝いもこめて渋谷で飲むことになり、

ハチ公の前で待ち合わせた時、背も高くなく、けして派手なファッションをするでもない

彼が一瞬で目に飛び込んできた。輝いていたのである。明らかに発光していたのである。

近づくにつれ圧倒的に自信を持った眼光がその発信もとであることに気づいた。

不思議だがはじめて人が星になる瞬間を見た気がした。

ただ、まわりをみまわせば、あなたのとなりにも、何かをきっかけにある日突然、

いや年月の蓄積であくきらかに、過去より光輝くオーラを放つ人がいるはずだ。

それは、もしかして人間の正体が星であることを証明していることなのかもしれない。

生きるための傷

(今日のコトバ)

生きることは傷だらけになること。

いかに傷を早くなおす薬を見つけるかだ。

 

人生を歩いていると、思いもよらない出来事に遭遇する。

いいこともあればわるいこともある。

いいことがあった時は何も手当はいらない。

むしろいい出来事に気持ちをあわせれば心地よくすごしていける。

ただ、わるい出来事に遭遇した時がやっかいだ。

出来事ひとつひとつが違う顔をして、自分の体に、心にぶちあたってくる。

その時どう対処するのか。簡単な傷なら薬で完治してしまう。

ただ、重い傷を負った時、薬だけではなく、心を治癒してくれる人間の力が必要だ。

家族、恋人、親、友人などのこの上ない、人間薬を常備していれば

少し傷をなおすが早かったりするのでないだろうか。