楽しめる「ゆとり」は美しい

(今日のコトバ)

 

ゆとりってさ、

いっぺん壁を越えた人が考える

心の広場。

 

 

 

ほんものの「ゆとり」は、簡単には生まれない。

大なり小なり人生の壁を越えてきた人にだけ許される心の広場だと思う。

ただ、金にものをいわせ成金生活をする人が、

億ションや高級外車の購入、ブランドファッション、海外旅行などに

投資し、引き換えに「ゆとり」に似たものを手に入れている。

それは、「ゆとり」ではないような気がする。

お金で、一流のもので身を固めてた人は、とても胡散臭くみえる。

「ゆとり」をひけらかしているわりには、ちっとも身についていない気がする。

お金の力を価値と考えるている。お金の力で権威を買っている。

あの人たちは、「ゆとり」ではなく、優越感を手に入れているだけなのだ。

ほんとうはお金と関係ないところで、

素晴らしさを感じさせられる人の方が、よっぽど「ゆとり」があると思う。

魚を釣る、さばくことが上手い人。街の風景を描く街の達人。

仕事後に、フットサルで嫌なことをすべて発散できる人。

お酒に合わせて、おいしい料理を作れる人。

小径の先のあまり知られていない絶品の店を知っている人。

困った人に、的確なアドバイスができる人。

家を自分で建ててしまう人。

キャンプで一週間いても楽しむことができる人などなど。

でも、それは人生経験が豊かでしっかり生きてきたからこそ、

生まれてきた「ゆとり」ではないだろうか。

ちゃんと楽しめる「ゆとり」は、美しい。

できれば、ほんものの「ゆとり」を身につけた人になりたいものだ。