幸福は、普通の生活のどこかにある

(今日のコトバ)

 

幸福も大量摂取してはならない。

必ず人生のバランスを破壊されてしまう。

 

 

 

宝くじで億万長者になった人が、

幸福から一転、不幸のどん底に堕ちてしまうことって、

よく耳にする話だ。

本来なら一生暮らしていける金を手にして、

楽しく、豊かに、生きていけるはずなのに。

幸福を散財で使い切ってしまう。

幸福をひとり占めして使う切ってしまう。

幸福を悪事に利用して使い切ってしまう。

幸福を詐欺師にだまされ使い切ってしまう。

大波のようにやってきた幸福で生活の重心が狂い

生きていくバランスを失ってしまうのだ。

幸福は、普通の生活のどこかにある。

不幸な生活の中にも、幸福の芽はどこかにある。

いままで生きてきて、ほどほどの人生であれば、

きっと、上手に幸福を使ってきたのだ。

自分の生活にちょうど良い幸福が備わっていたのだ。

幸福は大切だ。できれば、たくさんの幸福に恵まれたい。

ただ、幸福をたくさく手にしても、

自分の生きるペースは変えずに行こう。

自分が生きるペースを変えてしまうと、

身についていた幸福は、すぐに不幸に蝕まれていく。

人生もいきなり負の世界に舞い込んでしまう。

ゆっくりでいい。不器用でいい。マイペースでいこう。

その生き方には幸福が一緒についてきているのだから。