(今日のコトバ)
不動心をもって、動け。
松井秀喜の「不動心」という新書がベストセラーになった。
日本を代表する人格者である松井の野球に対する心構えを書いた本だ。
彼の独白ともいうべきその本は、タイトルの不動心とは反対に、
試合に臨む前の揺れ動く心を記している。
そして、その揺れ動く心をどのように不動にするか、、、。
忍耐ともいうべき行為こそが、一般人と違う松井をつくりあげている。
この本を読んでで思ったのだが、
松井も日々揺れている。その中でブレないように心を不動にしようと
努力している。ただ、心を不動にしようとしているということは、
自分が高い壁に挑んでいること。
何も目的もなく楽していれば、不動心を考えなくても、
それほど揺れ動いたりしないだろう。
生きるために挑戦する。挑戦するということは動くということ。
ただ、動くと同時に揺れ動く心また、人間には存在する。
だから、動く時には、冷静に心を落ち着かせるという方法論を
もつようにしよう。そのことで、強い自分が生まれる。
そして、進歩していける自分が生まれる。
人は、動くことで成長するのだから。
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