(今日のコトバ)
逃げて勝つこともある。
泣いて勝つこともある。
負けて勝つこともある。
どっからでも勝ち抜けるのだ。
敵を叩き潰すだけが勝利ではない。
時として、敵と距離をとりあきらめさせて勝ったり、
子どものように泣いて泣いて泣きじゃくって勝ったり、
その場では負けたふりして後で勝つこともある。
つまり、勝つためにはいろいろな方法があるのだ。
人はどこからでも勝つことができる。
その信念をもてば、断崖絶壁においても、
絶体絶命の場面でも「負けない」ための発想がわいてくる。
「絶対に負けない」と魂の底で踏ん張る人は、
結局、最後に勝利と幸せを自分のものにできる。
「勝つ」というのも大変なことだが、「勝つ」という気持ちは、
技術を修練しスポーツマンのように爽やかな試合の
後の気持ちのような気がする。
だが、「負けない」は精神の奥底からくる思想だ。
この「負けない」の気持ちが心底から湧き上がれば、
人は数段強くなれる。
勝負する人生の場面で、「負けない」と思えるぐらい、
「絶対に負けない」と思えるぐらい気持ちをもとう。
きっと、勝利の女神はあなたに微笑むはずだ。
(トピックス)
石井優勝で決めた五輪代表
体重無差別で柔道日本一を決める大会が北京五輪男子
100キロ超級代表の最終選考会を兼ねて行われ、
3年連続で同じ顔合わせとなった決勝で石井慧4段が
連覇を目指した五輪100キロ級代表の鈴木桂治5段に
優勢勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を果たした。
五輪代表争いをリードしていた棟田康幸5段は
準決勝で石井に敗れた。進退が注目される井上康生5段は
準々決勝で高井洋平4段に屈した。
全日本柔道連盟は同日の強化委員会で、北京五輪男子
100キロ超級の代表に石井慧を選出した。
井上康生、五輪代表逃し現役引退へ
柔道の全日本選手権で敗れ、北京五輪代表を逃した井上康生が
現役引退の意向であることが明らかになったようだ。
強い康生をもう一度見たかったが、、、。
だが、柔道史に残る栄光は不滅だ。お疲れさまでした。
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