(今日のコトバ)
手が震えている自分がいる。
足が震えている相手がいる。
緊張は誰でもするもの。ましてや大一番の前は震えることさえある。
そして、その緊張は自分だけのもの。
恐怖と思ったら、これほど恐怖なことはない。
苦しさを誰にも分けられないのだ。
だか、この恐怖を感じているのは相手だって同じこと。
ポーカーフェイスをよそおっても、
強がっても、人間には変わりない。
心のどっかが、体のどっかが、震えている。
同じビビリ方をしているのだ。
そう思えば、少しは恐怖感がやわらぐ。
相手も同じ苦しみを抱えている。五分と五分。
人生は、緊張と緩和でできている。
緊張するのは人間の宿命なのだ。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。