(今日のコトバ)
嘘は、包帯を巻かない傷口である。
傷口は放置しておけば悪化する。
場合によっては腐り始めることもある。
できれば傷を負わないように生きたいし、
傷を負った場合は可及的速やかに手当をすべきだ。
人生にも嘘という傷がある。
悪意を持って、あるいは適当に嘘をついて放置してしまう。
その嘘が相手に伝わり、相手が嘘をまた他の人に伝えしまう。
嘘の傷口は大きくなり、取り返しのつかないことになってしまう。
嘘は、傷と一緒。
かすり傷のような嘘は、放置しても問題ない。
だが、相手を傷つけるような嘘は、
必ず自分に戻って自分自身を傷つける。
放置していては大変なことになる。人を傷つけるような嘘は、
自分でしっかり打ち消さなければならない。
その行為を怠ると、のちのち酷い目に遭ってしまうのだ。
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