(今日のコトバ)
人間は、本名という芸名で演じている。
時々、思うことがある。
社会で生きている自分の名前が、
本当に自分の人格を現しているか。
「○○さん」と呼ばれているのは、
会社や学校にいる自分であって、
確かに自分なのだが、
自分自身が自分と思えない。
「オレは、そんないいヤツじゃないよ」
「オレは、そんなバカじゃないよ」
過大評価し過ぎ、過小評価し過ぎで、
本当の自分ではないと思う。
これが過小評価ならまだいいのだが、
過大評価されてしまうと、生きことが苦しくなってしまうことがある。
そんな時のために、自分がこんな人間だということを
常に説明しておけば、他人との誤解も最小ですむかもしれない。
「それほどできないんだ」「そんなに強くないんだ」
「かいかぶりだよ」等々。
自分のことを一番わかっているのは自分。
たくさんのものを背中にのせられて歩けなくなる人生はつらい。
自分の力で、自分のペースで、
生きている環境をつくるのも、
ほんとう自分の役目なのだ。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。