(今日のコトバ)
真実は、人によって違う顔をする。
事実は、ひとつだ。
ただ、その事実が人の心に入って真実探しをすると、
まったく答えが別々になる。
意図的に真実を改ざんする人もいるし、
勘違いする人もいる。
時間が経ち過ぎて事実が変わってしまっていることだってある。
あるドキュメンタリー作家が、
「僕の書くものは中立ではない。中立の意味がわからない」
といった。この言葉には衝撃を受けた。
たしかに、自分においての真実、自分においての中立であって、
ほんとうに真実かはわからないこともある。
だとすれば、真実にはいろいろな顔があることを
意識しておけば、はずれた判断をしない可能性が高くなる。
真実は、ひとつではない。
そこに社会で様々な出来事が起こる。
だから、人生は、人間は、おもしろいのだ。
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