記憶の構造

(今日のコトバ)

 

悲しい出来事を美しい物語に変える魔術師を、人間という。

 

 

 

記憶は、どんな困難な過去も素晴らしい心の財産にしてしまう。

悲しい出来事、苦しい戦い、辛い日々も、

美しく、もっといえば笑い話にも変えてしまう。

そもそもの頭脳のつくりがそうなっているのだから、

記憶は、美しく脚色されるのだろう。

ただ、そうではない生物もいるだろうし、

人間がそうならなかった可能性だってあったはずだ。

だとすれば、経緯はともかく神様の仕業としてでもいいから、

この記憶の構造を上手に使おう。

この困難も時間が経てば、美しい話になる。

笑い話になる。

いまをのり越えれば、なんとかなる。

そう神様は人間の頭脳をつくったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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