(今日のコトバ)
人間は人間を忘れたら、
どうしようもなく怖い生き物になってしまう。
人間は、動物であり、生き物だけれど、
そこには理性という心のガイドラインあって、
他の生き物とまったく違った進化をしてきた。
だから、「人間である以上」とか、「人間として」とか、
ただの生き物と一線を引く言葉も使う。
もっと言えば、「人の道」という言葉もある。
つねに、人間は人間であることを忘れてはいけない。
そんなこと誰でもわかっていることだが、
時に人間は人間であることを忘れてしまう。
危ない方へ進んで行ってしまう。
特に、個人的な動きで理性を失っている人間は、
まわりでなんとか対処できるかもしれないが、
群衆で、集団で、危ない方へ進んでしまうと、
誰も止められなくなってしまう。
一人で止める勇気が持てればいいのだが、
それは言葉でいうほど簡単ではない。
だからこそ、自分自身の行動に理性のチェックが必要。
何が正しい?何が間違っている?
間違っていると思った時、修正できるか?
人間には理性という切り札がある。
そこに照らし合わせて、
間違っているものは間違っていると修正する。
それが人間としての生き方。
人間の生きる道なのだ。
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