(今日のコトバ)
記憶は、罪をつくらない。
記憶になると、事実とは違った記録となって
心に残る。
特に、辛かったこと、苦しかったことが消えて、
楽しかったこと、嬉しかったことはくっきり残る。
想い出は美しい、となる。
たぶん、当時の辛さや苦しさがないから、
記憶は頭の中できれいに編集してくれるのだ。
だから、記憶は大切。
自分が生きていく上でいい財産になる。
ただ、これを100%信じてしまうと、
また違うものになってしまう。
「記録より記憶に残る」という言葉もある。
実態と違う事実があったことも覚えておくべき。
記憶だけで、同じことをトライすると、
まったく別の結果になることもある。
そのことをどこかで覚えておけば、
記憶と事実の違いに驚くこともない。
人は生きていく上で、
しんどいことばかりでは生きていけない。
そこで記憶は事実を美しく脚色してくれる。
人にとって大切な機能のひとつなのだ。
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