(今日のコトバ)
土壇場育ちの発育はいい。
仕事は忙しい人間に頼め。
働く現場では鉄則として、
忙しい人間に仕事を頼む傾向にある。
忙しいということは、仕事を頼まれるし、
仕事をしている。
つまり、仕事のできる人間ということだ。
それは、間違えではない。
仕事ができないヤツに、
頼みたくないし、頼まない。
実績があって、最前線にいる人材と
依頼をしたいのもうなずける。
ただ、この仕事をできるというのも、
仕事のサイクル、仕事のやり方が決めている部分がある。
忙しいサイクルにしている人は、
才能とか、能力とかを超えて仕事が集中している。
観察してみると、締め切りや納期におわれていて、
つねに、作業に没頭しなければならない。
よくいえば、いつも本番。いつも全力投球。
土壇場に身を置いて、ギリギリの自分と対峙している。
人の能力にそれほど差はないという説がある。
もちろん、生まれつき差があり過ぎる業種もあるだろう。
ただ、ほとんどの仕事は才能だけでは渡り切れない。
とすると、どこで差がつくか。
それは、土壇場に身を置くサイクルで仕事をする。
そこが、大きな差になってくる。
現場で仕事をこなしている人間は、
だんだん自信をつけてくるし、
段取りがいいし、あわてない。
いいものを持っているいないにかかわらず、
着実に成長してくる。
土壇場に強いヤツは、才能を超えた力を発揮する。
それだけは経験則としていえることなのだ。
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