(今日のコトバ)
ファンは大勢で騒ぐ人ではない。
誰もいなくなった時に、
そっと手を差し伸べてくれる人だ。
勝った時に一緒に騒いでくれる人はいる。
まったく付き合いのない人でも、
勝利という求心力に引き付けられて、
一緒に喜んでいる。興奮している。
勝った本人も嬉しい。
その時はあまり心配ない。
むしろ、気のゆるみが怖いぐらいだ。
だが、負けた時はどうだろう。
騒いでくれる人もいないだろうし、
負け方によっては慰めてくれる人もいない。
落ち込んだり、悲しい気持ちになっているはずだ。
その時、支えになってくれる人がいるか。
あるいは、支えになってあげているだろうか。
ほんとうの仲間は勝った時に必要なのではない。
負けた時にこそ必要なのだ。
生きていれば、勝ち負け、浮き沈み、喜び悲しみ等、
つきまとってくる。
そこをどう乗り切っていくか。
特に、ハッピーな結果ではない時、
人の力が必要になる。
それも親身になってくれる人の力。
いま自分に親身になってくれる人がいるだろうか。
親身になってあげる人がいるだろうか。
人生のハッピーな結果ではない時のために
一度、考えてみるのもいいと思う。
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