(今日のコトバ)
ないものねだりばかりしているから、
あるものがわからなくなるんだ。
ほんとうに大切なものは、
もう身のまわりに揃っている。
生きていくために、快適に暮らすために、
自分のまわりに大切なものを知らず知らずのうちに
揃えている。
だけど、人はいま自分のまわりにないものを欲しがる。
欲しがるだけでなく、それが、いまあるものより
価値のあるものと錯覚してしまう。
ないのだから手に入れば嬉しいということはわかる。
ただ、価値のあるものか、大切なものかというと
まったく別の話のはずだ。
例えば、どうしても欲しかったものが手に入った瞬間、
まったく興味がなくなることがよくあるだろう。
ただのないものねだりだけだったのかもしれない。
反対に、もう少し真剣に考えてみる必要があるのが、
身のまわりにあるもののこと。
普段、あたりまえのようにあるから、
大切なものランキングは高くなくなってしまう。
だが、このあたりまえのものがなくなってしまったら、
生きることが不便になったり、辛くなったりはしないか。
たぶん、どれをとっても困るものばかりなはずだ。
だとしたら、だからこそ、
自分の身のまわりにあるものをもっと大切にしよう。
感謝も忘れてはいけない。
身のまわりのもので自分は生きている。
こんなに素晴らしい人生を生きている。
それは、すべて身のまわりにあるもののお蔭なのだ。
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