(今日のコトバ)
ビビることは、シビレることへの前兆である。
怖くて足がすくむ。
ビビってしまって、頭が真っ白。
言葉も出ない。
試合前、面接前、プレゼン前等、
ここ一番で勝負を賭けなければならない時、
人はビビってしまうことがある。
オリンピック招致のプレゼンでは、
日本を代表する歴戦のツワモノも終わった後、
「プレゼンを覚えていない。まっ白になった」という。
舞台度胸とか、ふてぶてしいとかいうけれど、
やっぱり、ここ一番では誰しもビビってしまう。
そして、そのビビることが何も悪いことばかりではない。
ある種の緊張が、最高のパフォーマンスを発揮することもある。
ビビるぐらいで挑んでも、
はじまってしまえば落ち着くこともある。
冷静に表現することもできる。
もちろん、グダグダの場合もある。
ただ、ビビることは誰でもあること。
相手がいる場合は、相手もビビっている。
ビビることは瞬間風速の興奮。
あたりまえの現象として受け入れる。
上手くいけば、あるいは、終わってしまえば、
何にもかえがたい快感も味わえる。
シビれる体験もできる。
だから、ビビることを前向きに受け入れよう。
ビビることの先に、興奮と快感がある。
そこまでをセットで見据えれば、
怖いだけでない気持ちになれるはずだ。
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