(今日のコトバ)
組織票の勝利では、一票の重さに応えられない。
選挙のように、
大勢の声を聞かなければならない時、
組織票は威力を発揮する。
団体の票が得票になると、
選挙では勝つ。
正しい世論と思われがちになる。
ただ、その判断は難しい。
勝った候補者が、
素晴らしい政治公約を掲げているとは限らない。
団体の得票があった。
人気者のとして得票があった。
それが当選者を生んだ。
その人が、いい政治をしただろうか。
何度も、失敗例をみているのに、
その組織力で勝つ政治に一票を投じている。
組織力がある、根まわしがうまいことを
政治力があるという。
つまりは、政治は組織力?政治は根まわし?
根まわしの部分も一部あるだろう。
だが、それがすべてであっては絶対違う。
そのことをわからなければいけない。
大勢が左側でも、右が正しいと思ったら、
その右に耳を傾ける。
人気が右側にあって、左が不人気でも、
左が正しいことをいっていたら、
左の意見を尊重する。
組織は強い。わかっている。
ただ、少数意見も大切な意見だということを
肝に銘じなければならない。
正しいことは数ではないのだ。