(今日のコトバ)
ここまで来るのに、ぜんぶ必要だった。
そして、無駄なものも大事な役割を果たしてくれたんだ。
いらないと思ったものがあった。
無駄だと思ったものがあった。
捨ててしまったものがあった。
そのすべてが大切だとは思わなかった。
だが、人生を振り返ってみるとわかる。
ほとんどのものが必要なものだったということを。
「それがどうしても欲しかった」
「それがどうしても必要だった」
「それがなければ生きていけなかった」等々。
いまは価値がなくなったとしても、
その時はなくてはならないものだった。
そして、それがあったからこそ、
いまの自分がある。
そのことを忘れてはいけない。
自分が手にしてきたものは、
すべて意味がある。
すべて大切なものだったのだ。
だから、いま持っているものには必ず役目がある。
そのことをしっかり考える。
それだけで、自分がいま生きている意味が、価値が、
少しだけわかるようになる。
いま持っているもの、役目を果たして捨てたもの、
すべてが無駄なものでなかったことを肝に銘じよう。
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