治らないものが自分をつくりあげる

(今日のコトバ)

 

また同じあやまちを繰り返しながら、

私という人間が完成する。

 

 

 

 

 

人には、どうしても治らないものがある。

癖のように知らず知らずに、

同じ行為を繰り返してしまう。

わかりやすくいうと、

「何度いわれても治らない」と、

人からいわれてしまう行為。

たいがいが、「治した方がいい」と思われているが、

治らない。治すことをしようとしない。

どうしようもない自分の行為。

だが、考えようによっては、

この治らない行為を繰り返すことによって、

「私」という自分がつくられていく。

客観視する人からは、

大なり小なり目に余る。

その余るところが自分の魅力でもある。

わるいところを治さなくていいということではない。

ただ、癖のように持って生まれ、

どうしようもなくやってしまう行為は、

自分をつくりあげている。

癖だけではない。

勝負に挑む時の集中力、依頼された時のレスポンス力、

日常に暮らしている時の感度等、

人と違った力は、社会ではよい方に捉えられる行為。

この自分の行為に自分の姿が隠れている。

人生は、自分をわかっいると楽になることがある。

自分が「こうなんだ」とわかれば、

だいぶ救われる。

自分を知るために、

自分の行為を知っておこう。

 

 

 

 

 

 

 

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