もう少しを埋めていく

(今日のコトバ)

 

勇気が少し足りなかっただけで

奪えなかった栄光が、

どれだけ悲しんでいるかを知るべきだ。

 

 

 

ほんの少しの差だった。

後、一歩だった。

自分が勝っていてもおかしくなかった等々。

惜しいところで結果が出なかった時、

人はいい訳をする。

まさに、負け惜しみとでもいおうか。

ただ、この負け惜しみがいえるくらいなら、

ほんとうに惜しかったともいえる。

「もう少し頑張れば、自分が勝っていた」と、

思っているのだ。

だとすれば、

もう少し頑張ればよかったじゃないか、となる。

また、もう少し頑張るという新しい目標設定もできる。

でも、この時点では、もう少しが足りなかった。

能力不足、経験不足、運不足?であった。

昨日、稀勢の里が初優勝した。

近年は、いつ優勝してもいい。

いつ横綱になってもいいといわれながら、

時間がかかった。

彼の惜しいという気持ち、悔しさは、

計り知れないものがある。

だが、結果を出すためのもう少しが足らなかったのだと思う。

そして、能力、経験、運の

もう少しだ埋まったのが、

今場所ではなかっのではないだろうか。

人生は、どこにチャンスがあるかわからない。

どこが絶頂期かもわからない。

ただ、その時を目指して、もう少しを埋めていく。

この作業をした者が、結果を出す。

稀勢の里の優勝を観戦して、

そう思えてならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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