(今日のコトバ)
じっと見つめてくれる人がいたから、
寂しさはどこかへ去って行きました。
誰かが見ていてくれる。
その力は途轍もないものだ。
仮に自分が何かの大会で優勝したとしよう。
自分自身の嬉しさはあるだろうが、
その時、誰も喜んでくれなかったらどうだろう。
達成感はあるだろうか。感動は大きくなるだろうか。
もっといえば、優勝した後、どうなるだろう。
また頑張って、優勝しよう、あるいは、
もっと高い場所へ行こうとするだろうか。
少なくとも強いモチベーションではのぞめない気がする。
誰かが喜んでくれる。
一緒に喜んでくれる。
だからこそ頑張れるのが人間。
そこを忘れてしまって、
手柄だけ自分が総取りすると、
ほんとうに一人ぼっちになってしまう。
人は、誰かを喜ばせて前進していくもの。
一人だけでは最後に寂しさしか残らない。
人は寄り添って生きていく。
一人だけで完結する物語はないのだ。
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