(今日のコトバ)
修正が、征服する。
一糸乱れず、とか。
礼儀正しい、とか。
勤勉、とか。
日本人を評価する言葉はいろいろある。
そんな中で、
日本人として思うのは、
物事に対して、他の国の国民より圧倒的優れているのが
修正する能力ではないかということ。
一つの課題を追求すると、
何度でも何度でも修正する。
結果、最終的には、他の国の国民が追いつかないほどの
クオリティに達してしまうこと。
例えば、自動車。
お手本はアメリカ、ヨーロッパにあったはずだが、
トヨタのかんばん方式を代表するように
システム、技術は世界最高水準を誇る。
例えば、ラーメン。
昭和の頃は、2,3のバリエーションしかなかったものが、
いまでは、改良に改良を積み
芸術品のようなオリジナルラーメンがたくさん誕生している。
例えば、キャラクター。
海外の後塵を拝していたキャラクター開発だが、
いまや世界的キャラクターは日本から誕生している。
その共通点を考えてみると、
すべてに修正精神が宿っている。
同じことを何度も繰り返す。
ただ何度も繰り返すのではなく、
問題点を洗い出し、もっと良くなることを目的にしている。
そこに日本人の勤勉性がプラスされ、
世界に類を見ない文化先進国家になっている。
クールジャパンとも呼ばれるようになった。
日本人である我々は、
この修正力に特出したものがあると信じていい。
そして、この修正力が武器であることを意識して生きる。
それこそが、日本人の素晴らしさの一つなのだ。
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